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痛風発作

こんにちは、管理人のてつやです。

痛風というのは、『ぜいたく病』という別名もあるように、普段からおいしものを沢山食べている人がかかる病気だと言われています。

つまり、痛風はお酒の飲み過ぎ、食べ過ぎが原因なんだと。

それは間違いではないし、痛風になる一番の原因でもあります。

でも、お酒も飲まない、食べ過ぎることもしていないのに痛風になる人がいるんですね。

それは、体内で過剰に尿酸が作られるタイプか、尿酸をうまく排泄できていないタイプか、このどちらかに当てはまる人。

そもそも、痛風発作は尿酸値が過剰に体内に残る高尿酸血症という症状になってはじめて発症します。

つまり、高尿酸血症から痛風になるわですが、高尿酸血症は医学的に過剰に尿酸が産生されるタイプ、尿酸をうまく排泄できていないタイプ、そのどちらも持ち合わせる混合タイプの3つのタイプに分けられます。

先に書いた、お酒を飲みすぎない、食べすぎない、運動もしない人が痛風になるとしたら、この3つのどれかのタイプに必ず当てはまっています。

今回は、高尿酸血症の3つタイプについて詳しく書いていきたいと思います。

高尿酸血症にどんなタイプがあるのかを理解すれば、痛風になる原因はお酒や食べ物だけじゃないことがわかるはずです。

普段お酒はあまり飲まないけど、尿酸値が高めの人はぜひ参考にしてください。

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痛風になる原因である高尿酸血症は3つのタイプに分けられる

痛風は、血液中の尿酸値(血清尿酸値)が7.0mg/dl以上である高尿酸血症が直接の原因となります。

この高尿酸血症はお酒の飲み過ぎ、食べ過ぎだけが原因ではなく、3つのタイプにわけることができます。

尿酸産生過剰型

尿酸が過剰に産生されやすいタイプで、高尿酸血症の約20%がこのタイプです。

これは、尿酸の元になるプリン体が含まれる食事やアルコールを沢山摂取することが原因の場合が多いです。

ただし、個人差により食べ物、飲み物の摂取が少なくても体内で尿酸が過剰に生産される人もいます。

尿酸排泄低下型

体内の尿酸が尿としてうまく排泄されないタイプで、高尿酸血症の中では一番多く約60%を占めます。

腎臓がうまく尿酸を排泄できないことが原因で、他の病気が原因となって腎臓の機能が低下していることもあります。

また、過剰な飲酒やストレスによっても腎臓の尿酸排泄機能が低下することもわかっています。

尿酸産生過剰型と尿酸排泄低下型の混合型

尿酸産生過剰型と尿酸排泄低下型の両方をあわせつ持つタイプで、割合は約20%です。

原因は、尿酸産生過剰型、尿酸排泄低下型で書いた通り。

以上が高尿酸血症のタイプごとの特徴と原因です。

お酒の飲み過ぎや食べ過ぎがない人で、高尿酸血症の人は、腎臓の機能が低下している可能性もあるので、一度病院できちんと診察してもらうことをおすすめします。

動脈硬化や高血圧、糖尿病、腎炎などの腎臓の病気が原因で、腎臓の機能が低下することもあります。

メタボリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満)の人が特になりやすいのが、動脈硬化や高血圧、糖尿病。

肥満の人は高尿酸血症になりやすいといわれるのも、今説明したことが理由となっています。

太り過ぎは痛風に限らず、あらゆる病気を引き起こす要因にもなるので、太りすぎを改善するための取り組みはやってみた方がいいですね。

体内で過剰に尿酸が作られる4つの原因

尿酸産生過剰型の場合の、過剰に尿酸が作られる主な原因を4つ紹介します。

  • アルコールの摂り過ぎ
  • 食べ過ぎ
  • 激しい運動(無酸素運動)
  • ストレス

アルコールの摂り過ぎ

アルコールの摂り過ぎ

アルコールの摂り過ぎは誰でも知っている痛風の原因だと思います。

特に、ビールはプリン体が沢山含まれていて、悪玉扱いにされることが多いですね。

ビール好きの僕としては、肩身の狭い思いですけど。

でも実は、ビールが悪いというより、アルコールに含まれるエタノールが尿酸を作ることを促し、排泄を抑制することが原因なんです。

ビールは確かに他のアルコールよりプリン体の割合が高いですが、一概にビールだけが悪いということは言えません。

仕事場での飲み会など、コミュニケーションの場としてもアルコールを飲む機会は多いですが、普段3杯飲むビールを1杯だけはウーロン茶などにするなどの、ちょっとした工夫、意識が大事だと思います。

食べ過ぎ

食べ過ぎ

次に、食べ過ぎですが、実は痛風になる一番の原因は、ビールなんかより普段の食事、食生活にあります。

つまり、食べ過ぎによる過剰なエネルギー摂取で、プリン体が大量に取り込まれて尿酸が産み出されることになるわけです。

普段から大食いの人は要注意で、必然的に肥満の人も痛風に対しては気をつける必要があります。

メタボの人が痛風になりやすいと言われているのは、食べ過ぎが原因の場合が多いからです。

激しい運動(無酸素運動)

激しい運動(無酸素運動)

スポーツ選手には痛風で悩んでいる人も多いようです。

激しい運動によって、ATP(体内に貯蔵されているエネルギー源のようなもの)が分解されてプリン体が生み出され、そのプリン体が尿酸に変化する。

また、疲れた時に蓄積される乳酸は尿酸が排泄されることを抑制する作用があるため、尿酸が体内に残りやすくなります。

激しい運動をした後は、水分をできるだけ多く摂取して、排尿などで尿酸が残らない対策をした方がいいですね。

ストレス

ストレス

ストレスがたまると、腎臓で作られた尿酸が尿の方にうまく排出されなくなります。

ストレスというのは痛風に限らず、あらゆる病気の引き金になり得るものですが、性格によってストレスを貯めやすい人とそうでない人に分かれます。

一般的に、次の性格の人はストレスが溜まりやすいと言われているので、これに当てはまる人は、日頃からストレス発散を意識する必要があるといえます。

  • 真面目
  • 責任感が強い
  • 自分を追い込む
  • 神経が細かい
  • 周りに常に気を使う

ストレスで尿酸値があがることはわかっていますが、実は医学的な原因はまだ解明されていません。

なので、ストレスによって尿酸値があがった場合の治療方法もありません。

普段の生活をきちんと自分で管理して、ストレスのない生活を過ごすことが大事になります。

痛風は発症すると一生付き合う覚悟が必要

痛風は一度発症すると完治するのが難しい病気で、根気強い治療が必要だと言われます。

また、痛風発作の激痛が何度も襲うので、非常に辛い病気です。

尿酸値が高めの人、気になる人は、特に食生活を改善することが大事で、万が一痛風発作が発症しても慌てないように、できるだけ痛風に関する知識をつけておきたいですね。

痛風は発症したあとが大事だといわれます。

僕も尿酸値の高さから、いつ痛風発作がはじまってもおかしくない状況なので、尿酸値を下げる効果的な方法がわかったら、このブログで共有していきたいと思います。

尿酸値がイエローゾーン(7mg/dl以上)に入っている人は、痛風発作という激痛を経験する前に、予防などで尿酸値を下げることを考えていきましょう。

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