こんにちは、管理人のてつやです。
血液中の尿酸の濃度(血清尿酸値)が7.0mg/dL以上になると、高尿酸血症となり尿酸が溶けにくい状態になります。
高尿酸血症の状態が慢性的に続くと、溶けなかった尿酸が結晶となり、足の指の関節や甲などに付着。
その後、なんらかのきっかけで付着していた結晶がはがれ落ちた時に、白血球から異物とみなされて攻撃される。
この攻撃が炎症となり、あの激痛を伴う痛風発作になるわけです。
痛風は高尿酸血症により発症しますが、高尿酸血症になる原因としては次のものが代表的です。
- 食べ過ぎ
- アルコールの摂り過ぎ
- カロリーの高い食事
- ストレス
- 肥満
特に、食べ過ぎ、アルコールの摂り過ぎは、尿酸値をあげるリスクが高いものです。
実はここであげた原因以外にも、普段の何気ない行動で尿酸値を知らず知らずのうちにあげてしまうものがあります。
どういう行動で尿酸値があがってしまうのか、一緒に考えてみましょう。
↓尿酸値が気になる人に向けた記事を他にも書いてます
痛風や、尿酸値が気になる人への記事をまとめました
休みの日の朝早いゴルフや釣り
ゴルフや釣りの趣味を持つ人は、これらを楽しむことでストレス発散や休養に繋がるかもしれません。
しかし、朝早い時間でのお出かけの場合は、逆に休養とならない場合もあるため、ストレス発散どころかストレスがたまって逆に尿酸値があがることがあります。
趣味を楽しみたい場合は、ストレスがたまらないように余裕をもったスケジュールを立てるようにしましょう。
飲んだあとのシメのラーメン
お酒を飲んだあとに、最後にラーメンでシメる人が多いですよね。
アルコール自体には尿酸値をあげる作用があります。
そのアルコールと、プリン体が多く含まれているラーメン(特にスープ)の組み合わせにより、尿酸値はどうしても上がってしまいます。
尿酸値の上昇もそうですが、このシメの行動は肥満、メタボへ繋がる危険な行動でもあるので、シメは控えた方がいいですよ。
飲んだあとのサウナ
飲んだあとに、アルコールを抜くためにサウナに入る人がいます。
実は、飲酒後のサウナも尿酸値をあげてしまう原因です。
お酒を飲むと利尿作用で頻繁にトイレに行くことになるため、体の水分がかなり抜けて軽い脱水状態になります。
そんな状態でサウナなんかに入ると、さらに水分が奪われるため、尿酸値があがってしまうのです。
尿酸値があがることもそうですが、サウナで脱水状態を引き起こすことが体には悪いことなんですね。
飲んだあとに、アルコールを抜きたいとか、さっぱりしたいとかいう理由で、サウナに入るのはかなり危険な行為なのでやめましょう。
朝食をつい抜いてしまう
朝食は、睡眠で下がっていた体温を上昇させ、その日の活動の準備をしてくれます。
また、朝食により脳のエネルギー源となるブドウ糖が作られるため、朝から仕事や勉強に集中することもできます。
しかし、朝食を抜いてしまうと、前日からの空腹状態が続き、昼食時のエネルギー吸収が促進されて、肥満につながります。
これにより尿酸値があがるわけです。
朝食を抜くと、高血圧、肥満、糖尿病といった生活習慣病へのリスクに繋がるといった研究結果もあるので、朝食は抜かずにきちんと食べましょう。
休憩時間などの缶コーヒー
コーヒーには利尿作用があるので尿酸値を下げる効果を期待できますが、それは砂糖が入っていないブラックコーヒーや無糖のコーヒーに限ります。
缶コーヒーには結構な量の糖分が入っているので、これも尿酸値をあげる原因になるわけなんですね。
もし、缶コーヒーを飲むんだったら、微糖、低糖よりも無糖やブラックコーヒーを積極的に飲むようにしましょう。
運動のあとのビール
運動で喉が乾いたところに、ビールを飲みたい!という気持ちはよくわかります。
しかし、運動により水分が奪われている状態なのに、ビールを飲んでしまうと尿酸値があがってしまいます。
先に書いた、飲酒後のサウナと逆のパターンですが、これも尿酸値があがるりっぱな原因となるので、運動のあとはビールではなく水などで水分をしっかり補給することが大事です。
お酒でストレス発散
以外と、この行動を取っている人が多いように思います。
仕事が行き詰まってしまったので、気分転換にちょっと一杯。
無事納品できたので、お疲れさんの意味を込めた打ち上げとか。
気持ちはわかりますが、どうしてもこういう時はお酒の量が増えたりするので、尿酸値があがってしまうことが多いです。
ストレス発散は、健康的にスポーツなどで体を動かすのがベストだと思いますね。
尿酸値は知らず知らずに上がっていることも
ここまで書いたように、普段気にしていない行動でも尿酸値があがってしまいます。
食事などに気をつけて、尿酸値をあげないための予防・対策をしているつもりでも、今回紹介した何気ない行動で、知らず知らずのうちに尿酸値があがってしまうこともあります。
また、尿酸値は急激にあがったり、さがったりすると、痛風発作を発症する確率があがることもわかっています。
食事療法や生活習慣の改善などで、尿酸値をあげないで痛風を予防することは非常に重要です。
さらに、ここで紹介した行動についても理解を深め、今後の行動では尿酸値をあげないことに気をつけていきたいものです。
尿酸値があがって、あの耐えきれない痛みである痛風発作を発症しないように、普段から尿酸値をあげない意識、行動を持つようにしましょう。
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