
厚生労働科学研究成果データベースの研究報告書によると、腰痛を持つ人は全国で2770万人(男性1210万人、女性1560万人)いると推定されるらしいです。
出典:厚生労働科学研究成果データベース MHLW GRANTS SYSTEM
やっぱり腰痛に悩む人はものすごい数ですね。
一口に腰痛といってもその症状、原因は様々で、激しいスポーツの影響で腰痛になる人もいれば、加齢によって腰痛になる人もいます。
また、ストレスから腰痛になることもあるようです。
腰痛というのは原因不明であることも多く、慢性的に痛みとなって、なかなか症状の解消、改善ができない人も多いんじゃないでしょうか。
そんな腰痛に悩んでいる人に、僕が腰痛を劇的に改善できた腹筋を鍛えるストレッチを紹介したいと思います。
かかりつけの外科の先生から『リハビリに通えないんだったら、これを自宅でやりなさい!』とすすめられたストレッチです。
今回紹介するのはストレッチというより筋トレに近いんですが、簡単にできて僕のように劇的に改善できる人もいると思うので、参考にしてください。
腰痛を改善できる腹筋ストレッチの方法
ではさっそく、腹筋を鍛えるストレッチのやり方をパンダさんをお手本にして、説明します。

ここからは私が説明します。さっそくパンダさんに腹筋ストレッチをやってもらいましょう。


まず、床に座って写真のように手を後ろについて体を支えます。
(お父さん足短くない?)

次に、足を浮かせてひざを曲げます。
足は5cm以上は浮かせてください。
この状態で30秒間我慢します。足を下ろしちゃダメですよ?
(はい、お父さんプルプルしない!)

30秒たったら、足をおろして30秒~1分ほど休憩。
これを繰り返していきます。(お父さん寝てないよね?)

これだけです!簡単でしょ?
『30秒間足を浮かせる』→『休む』
これを3回繰り返します。これを1セットとして1日3セットすればOK!
最初はきついと思うので、まずはやれる範囲から。
手で支えるのがきつい場合は、寝ながらやってもいいですよ。

(お父さん疲れちゃった^^)
パンダさんはどうやらお腹が出すぎて疲れてしまいました。
肥満気味の人はダイエットもしましょうね!
ただでさえ腰痛いのに、肥満になると腰に余計に負担をかけてしまいますよ。
腹筋ストレッチ(筋トレ)が腰痛に効果がある理由
どうでしたか?
パンダさんは疲れたようですが、ストレッチの方法はすごく簡単で誰にでもすぐにできるものだと思います。
この腹筋ストレッチでは、腸腰筋(大腰筋)と呼ばれる筋肉と、大腿四頭筋と呼ばれる太ももの筋肉を鍛えます。
特に、腸腰筋を鍛えることで、運動能力が下がるのを防いだり、老化防止にも役に立つようです。
先生の説明によると、腹筋(腸腰筋)は背骨(腰椎含む)と足を結びつける大事な筋肉で、この腸腰筋が弱いと本来の正しい姿勢をキープするのが難しくなって腰が痛くなるんだそうです。(猫背になりやすい)
つまり、腹筋の力が弱いと腰に余計な負担がかかって腰が痛くなるということです。
先生いわく、『腹筋っていうのは体の中でも一番怠けている筋肉なの!だから腰痛の人は特にこの腹筋を鍛える必要があるの!』となぜかオネェ口調で説明してくれました^^
いずれにしろ、僕は先生が教えてくれた腹筋のストレッチをやるようになってから、腰の痛みが劇的に改善されるようになりました。
ただ、最近このストレッチもさぼりがちなのと太り過ぎが進んでいるので、前のように真面目にストレッチをやろうかな?と思っているところです。
僕の腰痛は『腰椎すべり症』
ちょっと、僕の腰痛の話でも。
僕は今から7年ほど前に『腰椎すべり症(変性)』という病気になってしまいました。
この腰椎すべり症は、簡単に説明すると腰の骨がすべって(ずれて)しまって神経が圧迫され、腰の痛みやしびれが発生する病気です。
下の図は、先生が僕に腰椎すべり症のことについて説明してくれたものです。
先生の字が達筆過ぎて書いていることがよくわかりませんが、腰椎というのは下の図にあるように5本の骨からなっていて、その中でも3番~5番が変性といわれる症状が出やすいようです。
僕が腰痛になったのはある日突然でした。
普段運動を全くしない人間がいきなり激しい運動をしたことが原因です。(年甲斐もなく子供と縄跳びして、どっちがうまいか張り合ったんですけどね)
激しい運動で腰痛となった翌朝は、自力で立ち上がることすらできない程の痛みだったんです。
その時には、嫁さんから『子鹿のバンビみたい』と笑うに笑えない言葉をもらう始末^^
そんなこんなで、その日はすぐに整形外科に駆け込み、しばらくリハビリ通院していたんですけど。
でもリハビリは長く続けられませんでした。
自宅から遠い病院というのもあったんですが、通院できる土曜日は仕事になったり、用事などでどんどん病院から遠ざかっていきました。
その頃にはリハビリの効果か、それなりに痛みが改善されていたのもリハビリに行かなくなった理由かもしれません。
でも、やはりというか、リハビリに行かなくなってしばらくすると、元のように腰の痛みがひどくなって、再度先生のところで診察してもらうことになったんです。
結局、先生がなかなかリハビリに来れない僕のことを思ってくれたのか、自宅でも腰痛を予防できる方法として腹筋ストレッチを教えてくれたのが、このストレッチをやるきっかけとなりました。
腹筋(腸腰筋)ストレッチは腰痛改善におすすめ
今回紹介したのは腰痛が劇的に改善できる簡単なストレッチなので、腰痛がある人にはぜひ試して欲しいと思います。
余談ですが、嫁さんの会社にも腰痛に悩んでいた60才過ぎの方がいて、この人は普段コルセットをしている程腰痛がひどかったらしいです。
でも、腹筋を鍛えるようにした途端にコルセットが外れて、かなり生活が楽になったということを聞いています。
それだけ、腹筋(腸腰筋)を鍛えることは腰痛の改善に繋がりやすいということです。
ただし、腰痛といっても症状がいろいろあるように、人によってはこの腹筋ストレッチでは改善しない場合も考えられます。
最悪の場合、腰痛がさらに悪化することも。
なので、ちょっと試してみて腰が痛くなるようだったら、すぐにストレッチはやめてください。
おすすめとして紹介した腹筋ストレッチで、逆に腰が悪くなってしまうのは申し訳ないです。
必ず腰の様子をみながらストレッチを試すようにお願いします。
今回の腹筋ストレッチで腰痛が少しでも改善できる人がいれば、うれしいです。